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顧客は、より少ないコストでより多くの成果が得られることを期待しています。新しいビジネスイニシアチブ、企業の合併・買収、組織の再編成、法規制への遵守などのさまざまな要因によって、ビジネスプロセスを変更する必要性が生じています。ただし、ビジネスプロセスを自動化するITシステムが新しい用途に柔軟に適合できない場合、ビジネスプロセスは簡単には変更できません。
長年にわたり、企業は機能的な要件や部門の要件を満たすためにカスタマイズされたアプリケーションを購入または構築してきました。これらのアプリケーションは、本来の目的なら非常に効率的に達成できますが、新しいビジネスを展開する場合や新しい顧客層をターゲットにする場合、あるいは複数の部門にわたる自動化が必要な新しいビジネスプロセスを開発する場合には、企業としてのニーズを満たすことはできません。
また、実装や他のアプリケーションとの統合は、その時代のテクノロジを利用して行われてきたため、1つの企業内にさまざまなアプリケーション設計やインフラテクノロジが混在しています。
そして企業の合併・買収によって、異種混在の問題はさらに複雑化しています。吸収された企業が使用してきたアプリケーションとデータがこの混在環境に追加されるからです。その結果システムが冗長化され、顧客に一貫した情報を提供することが難しくなります。一貫性に欠け、重複、断片化したデータによって、ビジネスレポートにも矛盾が生じるため、誤った決定が下されたり、決定が遅延したりする可能性があります。このようなさまざまな要素によって、複数のアプリケーションにまたがるビジネスプロセスを自動化、合理化し、その信頼性を向上させる必要性が高まっています。
このようにテクノロジは、本来サポートしなければならないビジネスイニシアチブを妨げているのです。サービス指向アーキテクチャ(SOA)は、この問題を解決する実用的で強力な手法を提供します。
SOA-サービス指向アーキテクチャ
SOA-サービス指向アーキテクチャでは、特定のアプリケーションに配備された情報とプロセスは、統合と柔軟な再利用のために幅広く使用できる一連のソフトウェアサービスになります。SOAによって、ITのビジネスニーズへの適合性が飛躍的に高まるのです。
ESB-エンタープライズ・サービス・バス
ESB-エンタープライズ・サービス・バスは、SOA-サービス指向アーキテクチャを活用して、ビジネスコンポーネントの統合と柔軟な再利用を容易に実現するソフトウェアインフラです。ESBにより、サービスの動的な接続、そしてサービスとサービス間のインタラクションの仲介、制御を容易に行うことが可能になります。
B2Bコラボレーション
エンタープライズSOAを拡張してB2Bコラボレーションを行うにはどうすればよいのでしょうか?原則として、このような拡張を行うことで、エンタープライズ内のあらゆるサービスやビジネスプロセスは、パートナーとのインタラクションを実現する複雑な技術を把握することなく、任意のビジネスパートナーとインタラクションを行うことが可能になるはずです。パートナーとの統合に適したSOA-サービス指向アーキテクチャは、社内プロセスとパートナーコラボレーションの間にハードコーディングされた依存関係や隠された依存関係を作らずに、双方の関係の容易なカスタマイズをサポートできなければなりません。
レガシーシステムとの接続性
既存の運用システムの維持と拡張は、SOAの重要な要素の1つです。これらをサービス化し、SOA-サービス指向アーキテクチャに組み込むことによって、サービス化されたアプリケーションとテクノロジ間のシームレスな情報交換が実現します。さらに、低レベルの実装について把握せずにこれらのアプリケーションやテクノロジの機能の統合や再構築が可能になり、ビジネスの俊敏性も高まります。レガシーシステムとの接続の上でも、ESB-エンタープライズ・サービス・バスはシステムの移行と統合のリスクを緩和する強力なツールとなります。